サクッと読み終わる内容にしたいので手短に。
ゲーマーがゲームに求めるものは何でしょう?
人それぞれ色んな要素を求めるでしょうが…
ときに、我々ゲーマー達はゲームにスリルを求めます。
そんなスリル溢れるゲームを今回は紹介します。
「LIMBO」という2011年にSteamで発売し、多くの据え置きゲーム機やスマートフォンにまで移植された名作アクションゲームです。
陰鬱な恐怖を描いたアクションゲーム
LIMBOはいたってシンプルな横スクロールアクションゲームです。
それにちょっとゼルダっぽい謎解き要素があり、ちょっとしたギミックを駆使して障害物を乗り越えて先へ進んでいくことがゲームの目標です。

LIMBOはゲームシステムに目新しいものは全くなく、
アクションと謎解きが得意ならたったの2,3時間でクリアできてしまうほどのボリュームしかありません。
しかし、LIMBOにはそのボリュームの薄さやごく普通でしかないゲームシステムを覆すほどの不思議な魅力があります。
それがこの陰鬱な世界観から来る恐怖です。


生物とは、本質的に何ものかわからない得体の知れない危険なものに対して恐怖を感じます。
これは人間も同じです。
LIMBOには至るところに狂気や死を彷彿とさせるギミックやオブジェクトが配置されています。
このゲームで描かれているのは得体の知れない危険なものに対する恐怖そのものです。
モノクロ演出

このゲームは最初から最後までモノクロ世界です。
このモノクロ演出が恐怖の大事な要素である得体の知れなさを加速させています。
それでもプレイヤーはこの恐怖要素だらけのLIMBOの世界を先へ先へと進んでいかなければなりません。
恐怖から来る魅力
ときに、人間とは好奇心の強い生き物です。
怖いと知っていながらもホラー映画を見ることやジェットコースターに乗ることについ興じてしまいます。
LIMBOも非常に凄まじく怖いゲームですが…
何故かその恐怖が我々ゲーマーを惹き付ける魅力になってしまうんですね。

グロテスクな演出が多く、決して大衆向けのゲームではないと思いますが
このゲームが愛されているところに、人間の本質があると感じざるを得ません。
コメント